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過去のQ&Aコーナー

Q&Aコーナー


このページでは皆様から寄せられる質問にお答えしていきたいと思います。
今回はメールで寄せられる質問のうち、お問い合わせが多いものを取り上げてみました。


Q:虫歯を放っておくとどのようになりますか?

A:虫歯が進行すると、まず冷たいものがしみるようになります。
そのまま放っておけば痛みを伴うようになります。
さらに放っておけば熱いものがしみてくるようになります。熱いものがしみてくると、歯の神経は虫歯菌に感染している状態になり、歯の神経は取らなければいけなくなります。
しばらくそのまま放っておくと痛みがなくなります。これは歯の神経が死んでしまうためで、治ったわけではありません。
死んでしまった歯の神経は腐ってくるため化膿します。膿は歯の先端から顎の骨に充満し、病気や肉体疲労等で身体の抵抗力がなくなれば、激しい痛みと顎の腫れを起こします。この頃には歯冠部と呼ばれる歯の頭の部分の虫歯もかなり進行しています。進行状態により抜歯が必要になります。
それでも放っておくと、歯自体「咬む」という機能ができないため、身体に異物と見なされ免疫学的な防御機構が作用し、身体が歯を貪食という機能で溶かし始めます。顎の骨にも悪い影響を及ぼします。
「咬む」という機能面から見ると、虫歯が進行すれば穴が大きくなりますので咬めなくなります。虫歯の穴に食べかすがつまったり、咬もうとするだけで痛くて咬めません。痛い所を避けて咬むため咬み癖ができます。
さらに虫歯の進行で歯冠部がなくなれば、食べ物を咀嚼する能力が低下します。咀嚼能力の低下は身体全体の運動機能の低下、仕事を処理する能力の低下、病気に対する抵抗力の低下等、「百害あって一理なし」です。

 

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Q:近頃、定期検診の受診を勧める歯科医院が増えていますがどうしてですか?

A:発症して初期段階の虫歯や歯周病は、自覚症状が全くありません。従って自分自身では問題ないと思っていても、実は虫歯や歯周病だったというケースは珍しくありません。
多くの皆様のご来院のきっかけは、虫歯であれば「しみる・痛い」、歯周病であれば「歯ぐきから血や膿が出る・歯がぐらぐらしてきた」などの症状を自覚してからです。しかし、この自覚症状の起き始めが悪くなり始めではなく、実は自覚症状のない時期から悪くなり始めているのです。
自覚症状のない段階に虫歯・歯周病に罹患しているか否かを調べたり、一度治療したところが再発していないか否かを調べるために、定期検診をお勧めしているのです。
「悪くもないのにお金をかけたくない」とおっしゃる方もおいでになります。
確かに一理ありますが、もし、既に罹患していた虫歯や歯周病を自覚症状を起こすまで放置していれば、治療回数と治療費は自ずと掛かってきます。初期段階に治療すれば通院回数も少ないですし、治療費も少なく済みます。治療する箇所が多くなり症状も進行すれば、当然通院回数も増え治療費も掛かりますし、治療時の痛みも伴います。
定期検診時、虫歯や歯周病の罹患がなければ痛みを伴わない予防処置で回数もほとんど掛かりません。
定期検診時に掛かる費用は、病気でないのに薬局でサプリメントを買うのと同じで、健康維持のために必要なコストと位置づけていただけないでしょうか。


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Q:家庭でも実践できる虫歯や歯周病の予防法を教えてください。

A:最も大切なのは、「〜しすぎない」ことです。
例えば、運動をほとんどしないで、回数・量とも食事を摂り過ぎれば肥満を始めとする生活習慣病の原因となります。そのためには運動が必要ですが、運動のしすぎは腰痛や筋肉痛・関節痛などの運動機能障害の原因です。その逆で、回数・量とも食事を極端に少なくしたらどうなるでしょうか。身体が機能を維持するために必要な栄養を摂れず日常生活に支障を来すのは明白です。
食事・運動とも「〜しすぎないこと」、適度な運動・適度な食事が身体の健康維持…、つまり家庭でもできる病気にならないための予防法です。

ご家庭で実践していただく虫歯や歯周病の予防もこれと同じ考え方です。
甘いものの摂取が過剰であれば虫歯の原因になります。しかし、甘いものを全く飲食しない生活は現代社会においては考えられません。
「私は甘いものは嫌いで、全く飲食しない」という方は、お酒が好きな場合が多いです。お酒を嗜む方は、ほぼ毎晩のように晩酌します。晩酌は言い方を変えるとだらだらと飲食をしているのと同じなため、口の中が酸性になります。酸性になれば虫歯の原因となります。
「甘いものも嫌いだし、酒も飲まない、食べることが好きでない」という方は、身体機能に必要な栄養を摂取できていないため、身体に抵抗力がありません。仮に虫歯・歯周病がなくても容易に罹患しやすい体質になっていると推察されます。

では、ホームケアで大切なブラッシングを中心に考えるといかがでしょうか。
ブラッシングの回数が多すぎて、力を入れて磨くと歯ぐきを傷付け歯が歯ブラシによりすり減ってしまう現象が起きます。

適度な食事・飲酒・甘(かん)食・ブラッシング、言い換えれば食事とブラッシングの適度なバランスを保つことが最も大切な予防法になります。
 

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Q:3DSの除菌効果は約6カ月持続するとありますが、なぜ6ヶ月の有効期間なのでしょうか?

A:虫歯の原因菌は、主に歯の表面に住み着いていると考えられています。歯の表面のみを除菌する3DSを行えば、原因菌は減少していきます。
一方でお口の中全体には虫歯の原因とならない菌も多く存在していますが、3DSはこれには効果がありません。よって、口内菌全体に占める虫歯原因菌の比率は変化します。また、一度形成された細菌の集団は変化しにくいという特徴がありますが、この特徴により虫歯原因菌が再付着するまでに期間を要します。3DS後、虫歯の原因菌は少量ながら口腔のどこかにに隠れていて歯の表面へ再度付着していくのです。この期間が6ヶ月から1年かかるため、当院のHP上では6ヶ月としています。

  詳しくはこちらのページをご覧下さい 3DS・虫歯菌ゼロコース

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Q:差し歯表面の白い部分が変色してとても気になります。差し歯を白くするには交換するしかないのでしょうか。それとも、表面だけ色を変えるとかできるのでしょうか。できれば表面だけ交換したいんですが。

A:残念ながら交換しかありません。表面だけの交換もやめた方がよいでしょう。かぶせていない歯の場合は「ラミネートベニア」という方法で表面の形や色を変えることは可能ですが、かぶせている歯の場合は不可能です。かぶせ直した方がきれいに仕上がります。
  詳しくはこちらのページをご覧下さい
審美歯科について

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Q:差し歯の耐久性は何年くらいでしょうか。

A:耐久性についてですが、「かぶせ物」の耐久性とご自身の「歯」の状態とを分けて考える必要があります。
保険の場合、国(厚生労働省)で「2年間」という耐久性を義務付けられています。しかし2年経たないうちにダメになってしまうケースもあります。これは、例えば交通事故や殴り合いのケンカのような予想外のケースを除き、大半がかぶせ物の下にあるご自身の歯に虫歯ができてしまっているためです。虫歯にならなければ2年以上は必ず保ちますが、3〜4年も経てばかぶせ物が劣化してきます。表面の白い部分が変色や摩耗を起こし、裏側の金属も酸化して黒くなってしまいます。
自費の差し歯であっても表面が変色する材料を使用している場合もあります。
自費の中でもセラミックを用いたかぶせ物であれば材料自体が劣化をすることはありません。しかし虫歯ができてしまっては材料に問題がなくても、それを外しての虫歯の治療が必要になります。虫歯にしないように「予防」する必要があります。
 詳しくはこちらのページをご覧下さい
審美歯科についてオールセラミック治療

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Q:差し歯をいれたら歯茎と歯の境目に黒いスジができてしまい、とても気になっています。この黒いスジはなぜできたのでしょうか。また黒いスジができないようにするにはどうしたらよいでしょうか。

A:差し歯を入れた時にできる歯と歯ぐきの境目の黒いスジは、専門的には「ブラックマージン」と呼ばれているものです。歯と差し歯の境目の金属が黒い線に見えてしまいます。歯との境目の歯肉は薄いため、歯肉から透けてこれが見えてしまうために起こります。裏側や内側の金属を黄金色のものにしたり、金属を使用しないオールセラミックなどの「ブラックマージン」ができない材料を選択すればほとんどの場合回避できますが、元の歯の色が暗い場合にはこれが歯肉から透けてくる場合があります。
 詳しくはこちらのページをご覧下さい
審美歯科についてオールセラミック治療

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Q:現在妊娠3ヶ月ですが、虫歯が痛み出しました。妊娠している場合、治療はいつ頃までできますか。

A:個人差はありますが、妊娠中の歯科治療は4〜7ヶ月の間に行うのが安全とされています。特に8ヶ月を過ぎた場合は、ひどく痛みがある時など緊急の場合を除き、応急処置のみにとどめます。
妊娠中は飲食回数が増えるため虫歯になりやすく、つわりによりブラッシングもおろそかになりやすいですし、女性ホルモンのバランスの変化により歯周病も起きやすくなります。歯周病菌は早産を引き起こすとの報告もありますので、妊娠中の歯科治療はこの期間にできるだけ終わらせてしまうのが良いと思います。

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このページには以前地域新聞の歯科特集に掲載されたものなどを集めてみました。


Q.3歳になる子供が虫歯が多く困っています。歯磨き粉もいやがるし、歯の磨き方も悪いと思いますが、なにかいい方法がありましたら教えてください。

A.この時期のお子さんのブラッシングは、『食べたら磨く』の習慣をつけさせるものと考え、お母様が“仕上げ磨き”をしてきれいにしてあげましょう。
床に座り、ひざの上にお子さんを縦に寝かせ、頭の上から見下ろすようにして口の中をのぞきます。こうすると普段はなかなかのぞくことの出来ない上の奥歯まで見ることができます。
奥歯の溝、唇やほっぺた側と、内側の側面を磨き残しのないように磨いてあげましょう。夕食後、寝る前であれば、お母様も比較的時間にゆとりがもてると思いますので、1日1回で結構ですからこの時間を使ってたっぷりとスキンシップをしてあげましょう。
もし集中力がないようであれば、歌をうたいながらや、お話をしながらなど、本人が楽しい時間帯となるよう工夫をしてあげて下さい。
歯磨き粉は、子ども用を使ってください。ただし子ども用であっても、からくていやがるケースが少なくないようで、ほとんど使用しないまま買い換えを続け、何本も在庫がたまってしまうという話もきいたことがあります。
味を確かめて買うことが出来ないので難しい問題と思いますが、本人に選ばせて、最後まで使いきるように言い聞かせたり、そのようなかたちで買った物が、からさを訴えていやがる場合は、ブラシに付ける量を少な目にするなどしてみてはいかがでしょうか。
1日のなかで、本人がブラッシングを苦痛な時間ではなく、楽しい時間となるように絵本をみせたりして、興味を持つような工夫をしてあげて下さい。
しかし、虫歯が多いのは決してブラッシングだけが原因ではありません。1日3回の食事をきちんととらなかったり、好き嫌いが多いなどの偏食や、菓子類・甘味類の間食が多かったり、糖分のある飲料を水やお茶の代わりの飲んでいるなどの食習慣があると、仮にブラッシングがきちんと出来ていても、虫歯は増えていきます。
食習慣の改善と規則正しいブラッシングの両立を目指して頑張りましょう。



Q.予防歯科というのを最近よく見かけますが、どういうことをするのですか?

A..「自分は歯が弱いから治療をしてもすぐに虫歯や歯周病になってしまう」「数年前に全部治療したのにすぐに悪くなってしまった」とお悩みの方や「虫歯や歯周病にならない口にしたい」と考えていらっしゃる方にぜひお勧めしたいのが「予防歯科」です。
「予防歯科」は虫歯や歯周病の再発や罹患を文字どおり「予防」していく分野です。
私たちが日頃行っている虫歯の治療は虫歯に罹患した部分をドリルで削り、詰めたりかぶせたりするものですが、これは虫歯で歯が溶けてしまった箇所を人工物で置き換えているだけなので、「なぜ虫歯になってしまったのか」という疑問については全く解決していません。治療をしただけでは虫歯は再発する可能性がとても高いのです。
では何故、虫歯や歯周病になってしまうのでしょうか?
虫歯や歯周病は口の中に生息している細菌による「感染症」であることが判っています。例えば虫歯菌はお母さんからお子様へスプーン等を介して感染します。
これらの細菌は歯の表面に付着し、歯に残った糖分を摂取して増殖する性質があります。その時に「バイオフィルム」と呼ばれる薄い膜を歯の表面に作り、膜の内部で増殖していきます。バイオフィルムの存在によりフッ素入り歯磨きも効果がなくなってしまい、いわゆる「磨いているのに虫歯になる」という現象が起きてしまいます。
感染源である原因菌の数を減らし除菌すれば、虫歯や歯周病を予防できることが国立感染症研究所の研究結果で明らかにされています。歯の表面のクリーニングを行うことでバイオフィルムをはぎ取り、原因菌の数を減らすことができます。
「PMTC」と呼ばれる、機械を用いた本格的なクリーニングを行えばバイオフィルムを完全に除去することが可能ですが、歯ブラシとブラッシング用の補助器具によるクリーニングでもかなり取り除くことができます。
また、唾液検査により口の中が虫歯などを作りやすい環境かどうかを調べるのも効果があります。
 最近では「3DS」と呼ばれる原因菌を除菌する新技術も登場し注目を集めています。



Q.毎日出来る簡単な予防法はありますか?
A.まずは毎日規則正しく食べること、飲食の回数・時間を決め、リズムを作ることが大切です。
のどが乾く度にジュースや炭酸飲料、砂糖を入れたコーヒー・紅茶(砂糖を入れなければ問題ありません)を飲むのはやめて、お水やお茶類にしてみましょう。
スポーツドリンクや牛乳もお水のかわりに飲んでいては虫歯の原因になります。
「1日3度の食事と1度の間食」のようなリズムを作り、
・甘いお菓子・飲み物はおやつや食後のデザートの時間以外にはとらないこと
・食べた後には必ずブラッシングをすること
・1日3〜4回のブラッシングのうち、1回は時間をかけて丁寧にみがくこと
これらを習慣付けることが、虫歯予防の第1歩です。



Q.子供の乳歯が抜け、歯が生え替わりつつあります。気を付けることを教えて下さい。

A.永久歯の萌えはじめは、エナメル質や象牙質が発育途中のため、簡単に虫歯がで
きやすい危険な時期です。
その反面、虫歯予防効果のあるフッ素の吸収も顕著なので予防処置を行なった場合に
はかなりの効果が見込めます。フッ素配合の歯磨きを長期間に渡って使用し続けることをお薦めします。
歯磨きについては、食後に磨く習慣を付けさせることが大切です。
仕上げ磨きは毎日必ずして下さい。一日一回、夕食後で結構です。時間も取れ、スキンシップにもなります。
しかし、ブラッシングの強要や無理な仕上げ磨きは歯磨き嫌いの原因となるため注意
が必要です。仕上げ磨きを嫌がる場合はフッ素入り歯磨きを歯ブラシの幅いっぱいに
付け、歯に塗るようにしても構いません。歯磨きの味が口の中に残る程度ですすぎを
やめます。
また偏食や間食が多く、食事をしっかり取らない場合も気を付けて下さい。
日常生活の乱れから全身の抵抗力がなくなることによっても虫歯はできやすいのです。



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